公開研究会「人間と人間ならざるもののあいだ:ドミニク・レステルをめぐって」(5月24日(土)@立教大学)
日本哲学会会員の皆様(重複のお知らせをお受け取りの方にはご容赦ください)
フランス高等師範学校現代哲学講座准教授で動物行動学・認知科学を含む哲学研究をしているドミニク・レステル氏をお招きし、以下のとおり公開セミナー・公開講演会を行いますので、ご案内いたします。
・・・・・・・・・・・・
公開研究会「人間と人間ならざるもののあいだ:ドミニク・レステルをめぐって」(5月24日(土)@立教大学)
日時:2025年5月24日(土)15:00〜19:00
場所:立教大学池袋キャンパス 12号館地下1階 第1、2会議室+zoom(ハイブリッド型開催)
「人間」と「人間ならざるもの」の問いは、近年、「ポストヒューマン」という名とともに、人文学研究のなかでも重視されている。それは哲学においても同様である。そのなかでフランスを中心に世界的に活躍している哲学者ドミニク・レステル氏の仕事は異彩を放っている。ブリュノ・ラトゥールの薫陶を受け、動物行動学から認知科学や人工知能研究にいたるまで幅広い知見をもち、動物、植物、菌類、ウイルスのみならず、AI、ロボット、サイボーグ、デジタルアバター、人形、ぬいぐるみ等々のさまざまな「人間ならざるもの」を射程に入れた「哲学的動物行動学」を提唱する。本国フランスのほか、アメリカや日本等でも幾度も招聘されている注目の哲学者である。今回の公開研究会は、レステル氏の思想の広がりを理解することを目的に行われる。二部に分かれ、第一部ではレステル氏のこれまでの仕事をめぐり日本の数名の若手研究者の発表を受けレステル氏と議論するセミナーを行なう。第二部では「人間と人間ならざるものをめぐる哲学的動物行動学の射程」をめぐるレステル氏の講演の後、質疑応答を行なう。
講演者:
ドミニク・レステル(Dominque Lestel)
フランス高等師範学校(Ulm)哲学科准教授、東京大学東京カレッジ招聘教員
主著にLes origines animales de la culture(Flammarion, 2001), L’animal singulier(Le Seuil, 2004), Machines Insurrectionnelles. Vers une théorie postbiologique du vivant(Fayard, 2021),『肉食の哲学』(左右社、2020年)、『あなたと動物と機械と——新たな共同体のために』(ナカニシヤ出版、2022年)ほか多数。
セミナー発表者:櫻田裕紀(早稲田大学大学院)、清水雄大(獨協大学ほか非常勤)、馬目悠太郎(立教大学大学院)、八木悠允(ロレーヌ大学大学院)、若杉茜(東京大学大学院)
司会進行:
渡名喜庸哲(立教大学)
西山雄二(東京都立大学)
プログラム:
15:00〜15:10 趣旨説明:渡名喜庸哲
15:10〜17:00 ドミニク・レステル氏の著作をめぐるセミナー(レステル氏の思想をめぐり、日本の若手研究者による報告・質疑)
17:00〜17:15 休憩
17:15〜19:00 ドミニク・レステル氏による講演「人間と人間ならざるものをめぐる哲学的動物行動学の射程」およびディスカッション
使用言語:フランス語(通訳あり)、英語、日本語
主催:立教大学人文研究センター、科研費基盤研究C(24K03345)(研究代表者:渡名喜庸哲)
共催:東京都立大学「「あわい」の比較文化研究リサーチコア」
参加費:無料
対面参加:事前申し込み 不要
オンライン参加:事前申し込み 必要
以下のWebサイトよりお申込みください。
https://forms.gle/sEyRAxPB27hzk9vy6
申込締切:5月23日(金)23:59