日本学術会議・学術フォーラム|ゲノム編集技術のヒト胚等への応用について考える(11/24)
以下の内容でフォーラムが開催されます。
ゲノム編集技術をヒト受精胚・生殖細胞へ応用することは、様々な問題点がある
ことから、学術的にも、社会的にも容認されていない。一方、2018年11月に中国で、
ゲノム編集を施された双子が誕生したというニュースが世界を駆け巡り、その実施が
後日確認されている。このような状況の下で、ゲノム編集技術の利用、その規制の
在り方、そして倫理的問題に関する議論が国内外で行われている。日本学術会議は、
このたび、ゲノム編集技術のヒト受精胚・生殖細胞への応用に関するフォーラムを
開催し、ゲノム編集技術を取り巻く現在の情勢を共有すると共に、将来に向けて
様々な立場から議論したい。
2019年11月24日(日)13:00~17:00(12:30開場)
会場:日本学術会議講堂(東京都港区六本木7丁目22番地34号)
主催:日本学術会議/入場無料/要・事前申し込み/定員:300名/申し込み https://bit.ly/32dyUdS
問合せ先:日本学術会議事務局 03-3403-6295
お申込み先|https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfqdrEpRM_Ruzt98MtderdA-U47yc-5sFaW_g1RFuY2L2Mmgg/viewform
13:00~13:05 開会挨拶三成美保(日本学術会議副会長、奈良女子大学副学長・教授(研究院生活環境科学系))
司会:武田洋幸(日本学術会議第二部幹事・第二部会員、東京大学大学院理学系研究科長・教授)
13:05~13:15 趣旨説明武田洋幸(同上)
13:15~13:35 講演1 「ゲノム編集技術の現状と課題」
阿久津英憲(日本学術会議特任連携会員、国立研究開発法人国立成育医療研究センター研究所・部長)
13:35~13:55 講演2 「WHO および国内外における取組みの現状」
加藤和人(日本学術会議特任連携会員、大阪大学大学院医学系研究科・教授)
13:55~14:15 講演3 「日本の立法的対応の前提と方法論」
高山佳奈子(日本学術会議第一部会員、京都大学法学研究科・教授)
14:15~14:35 講演4 「難病研究におけるゲノム編集:医療現場からの課題と期待」
松原洋一(国立成育医療研究センター研究所長、東北大学名誉教授)
14:35~14:50 休憩15 分
14:50~15:10 講演5 「科学的生命観と人間の〈いのち〉」
香川知晶(日本学術会議連携会員、山梨大学名誉教授)
15:10~15:30 講演6 「ゲノム編集された子とその親」
石井哲也(日本学術会議連携会員、北海道大学安全衛生本部・教授)
15:30~15:50 講演7 「ヒトの遺伝子改変是非論の争点」
松原洋子(日本学術会議連携会員、立命館大学副学長)
15:55~16:55 総合討論コーディネーター:石川冬木(日本学術会議第二部部長、京都大学大学院生命科学研究科・教授)他
16:55~17:00 閉会の挨拶田坂さつき(日本学術会議連携会員、立正大学文学部哲学科・教授)