『哲学の門:大学院生研究論集』第7号(ONLINE ISSN 2435-3639)

2025.04.25

日本哲学会では、大学院生を応募対象としたweb論集『哲学の門:大学院生研究論集』を発行しています。この度、第7号を公開いたしました。以下から御覧ください。

『哲学の門:大学院生研究論集』第7号(PDF、全論文)(ONLINE ISSN 2435-3639)

著者一覧(掲載順)

優秀論文

フィクションの認知的価値考察
Currieのシミュレーションとしての想像力を中心として

昆佐央理 北海道大学
ジャン・ピアジェの発生的認識論 長島慧治 東北大学

弁証法という方法
――メルロ゠ポンティの「超弁証法」論について――

橋本颯太 早稲田大学

採用論文

ヘーゲル論理学における「物自体」概念の深化について

安保広睦 北海道大学

自信の倫理学
ウィリアムズ、フリッカー、ウィトゲンシュタイン左派

安藤隆之 東京大学

『悲劇の誕生』における形而上学と真理の問題

内田智之 東京大学

能動的推論は〈拡張された心〉仮説の自然化に成功しているのか

神崎祥輝 一橋大学

ニヒリズムとの対決
――ハンス・ヨナスにおける未来倫理の基礎づけをめぐって――

久保健太 京都大学

R.ローティとW.ホイットマンにおける「詩人」の概念をめぐって

倉形一樹 立正大学

概念分析は哲学的意義に欠けるのか
——H・コーンブリスの議論を批判する——

下道亮成 一橋大学大学

そもそも言語が規則に支配されているとはどういうことか
——後期Wittgenstein哲学における言語と規則の関係の解明に向けて——

白木啓吾 中央大学

言語哲学の「自然化」と生成文法
―チョムスキーとクワインの自然主義の比較を通して―

鈴木陽登 慶應義塾大学

グルーシーからカバニス、メーヌ・ド・ビランへ
―共感概念の変容とその意義を巡って―

長坂祥悟 北海道大学

フロイト『機知』とジャック・ラカンにおける「隠喩」の機制

花澤創一郎 東京大学

超越の意味作用を問う
―レヴィナスにおける「痕跡」概念の展開―

藤本崇史 早稲田大学

プラトン『饗宴』における正しい少年愛と教育
――パウサニアス演説とソクラテス演説を中心に――

劉思敏 東京大学